こんにちは!INUMESHI店長のもんどです!
よくINUMESHIオリジナルフードのバリューを与えたら「うんちの量が増えた!」というお声をいただくことがあります。
急にわんちゃんのうんちの量が増えて「栄養がちゃんと吸収されていないのでは?」「良くないものでも入ってるのかな?」と心配になってしまいますよね。
実は、わんちゃんのフードを変えた際に、うんちの量が増えたり減ったりするのは原材料が関係しています。
うんちの量は、フードに含まれる動物性タンパク質が多ければ減り、植物性タンパク質が多ければ増えてしまいます。
よく、わんちゃんには植物性タンパク質よりも「必須アミノ酸」が豊富な動物性タンパク質が良いと言われます。
それなら「うんちの量が少なくなるフードが良いフードなの?」っと思われますが、一概にそうとは言えません。
うんちの量も重要ですが、1番大切なのは健康的なうんちが出ているかです!
そこで今回は、うんちの量が増える原因や健康的な良いうんちについてご紹介します!
わんちゃんのうんちって何?
わんちゃんのうんちは、全て消化されなかった食べ物と思われているのではないでしょうか?
実は、うんちの75〜80%が「水分」、残りの20〜25%が「消化されなかった食べ物」や「腸粘膜が剥がれたものや腸内細菌の死骸」になります。
つまり、うんちはほとんどが水分で出来ているのです。
うんちが多い場合は「消化されなかった食べ物」というよりも、フードに含まれる水溶性食物繊維により、水分が大腸に届けられて、うんちの量が増えている可能性があります。
逆に、うんちがあまりにも少ない場合は、水分不足も考えられます。
水分を含まない小さいうんちは、飼い主さんからすれば処理に困らないという利点がありますが、愛犬にとっては便秘などトラブルを引き起こす危険性が高まりますので注意が必要となります。
ですので、「うんちの量が増えた=栄養がちゃんと吸収されていない、良くないものが入ってる」とは一概には言えないということです。
フードを変えるとうんちの量も変わるのはなぜ?
フードを変えるとわんちゃんのうんちの量が増えたり減ったりするのは、水分の他に原材料の割合が関係しています。
わんちゃんは「肉食寄りの雑食」といわれているので、植物性タンパク質である穀物類よりも動物性タンパク質である肉類の方が消化が得意とされています。
そのため、主原料が肉や魚といったフードは、消化しやすいのでうんちの量が減るといわれています。
逆にダイエットフードなど穀物を多く使用しているフードは、食物繊維が豊富なため、うんちの量が増えやすくなります。
うんちの量が少ないフードが良いフード?
うんちの量が少なくなるフードは、主原料が肉や魚といった動物性タンパク質を使用しています。
そのため「うんちの量が少なくなる=主原料の吸収率が良いフード」といえるでしょう。
しかし、原材料の吸収率が良いからといって、それが良いフードとは一概に言えません。
消化率が高いということは、体外に排出すべき毒素を大腸で再吸収させてしまうことになり、アレルギーや消化器系のトラブルのリスクを上げてしまうことになります。
また、主原料が肉や魚といった動物性タンパク質が豊富なドッグフードは脂質も多くなりやすいのため肥満を招く可能性もあります。
吸収率が良いため、カロリーオーバーやたんぱく質の過剰摂取により肝臓や腎臓に負担をかける恐れもあるのです。
うんちの量も重要ですが、良質なタンパク質を適度に摂取できるフードが良いフードとなります。
うんちの量が多いフードは良くないと言われるのはなぜ?
うんちの量が多くなるフードは、主原料が小麦や大麦などの植物性タンパク質を多く使用しています。
「肉食寄りの雑食」であるわんちゃんは、穀物を消化するのが苦手になります。
また、食物繊維を消化することが苦手なため、穀物に含まれる水溶性食物繊維により、水分が大腸に届けられることによりうんちの量が増えてしまいます。
しかし、植物性タンパク質が豊富なフードは、食物繊維が消化されないことにより、胃の中に長時間とどまるため腹持ちが良く、便秘を予防するメリットもあります。
また、適度な量の食物繊維の摂取によって小腸内の腸内細菌のバランスを整える働きをします。
確かに動物性タンパク質よりも植物性タンパク質の方が消化されにくく、吸収力が低いのは事実です。
そのため「栄養が吸収されない」「うんちの量が増えるフードは質が悪い」と言われてしまいます。
ですが、栄養が吸収されず消化器官に負担がかかってるのならば、うんちの量以外にも、体調やうんちの状態に良くない兆候が見られるはずです。
栄養が吸収されていない場合は、急激に体重が減ったしまったり、消化器官に負担がかかっていれば、下痢や軟便にような症状が現れます。
そのフードが良いか悪いか決めるのは、うんちの量以外にも、わんちゃんの体調やうんちの状態を見て判断するのがよいのではないでしょうか。
健康的なうんちとは?
健康的なうんちかは、下記の4つの状態をチェックしましょう。
- 回数
- 色
- 硬さ
- 臭い
順にご説明していきます!
回数
うんちの回数は、子犬であれば食事回数が成犬よりも多いため1日に5回以上する場合があります。
成犬になると食事回数も減るため1日に1〜3回程度になりますが、これはあくまで目安となります。
前日にうんちが少なければ、おのずと翌日にはうんちの回数も増えるでしょう。
また、散歩で腸が活発に動くことで排便が促されたり、主原料が食物性タンパク質になり食物繊維が豊富なフードを食べていれば、うんちの回数は増えるとされています。
色
健康的なうんちは、茶色〜黒に近い色をしています。
フードの主原料が肉や魚の場合は黒く濃いめの色になり、穀物の場合は明るい茶色のうんちであることが多いです。
うんちの色は、日頃から食べているフードによって多少の違いがでます。
毎日同じフードを食べていれば、おのずと毎回同じ色のうんちになります。
血便や、真っ黒な色をした場合は、消化管内からの出血が考えらます。
硬さ
硬さは、うんちを処理する時に、手でつかんでも形が崩れず、地面に汚れがほとんどつかない状態が理想的です。
硬すぎたり、ポロポロしたうんちは、食事量や水分摂取量が不足している可能性があります。
一方、やわらかい場合は、水分摂取量が多かったり、食事が合っていないことが考えられます。
他にもストレスや病気によって下痢になってしまうこともあります。
そのため、日頃のうんちの硬さを知ることで、健康状態の良し悪しを判断することができます。
臭い
毎日同じフードを与えていれば、同じ臭いがします。
いつもと同じ臭いであれば問題はないでしょう。
異常な時の特徴的な臭いとしては「血液の臭い」「硫黄の臭い」などが気付きやすいところです。
INUMESHIオリジナルフードを食べた際のうんちの量は?
INUMESHIオリジナルフードは、バリュー・フィースト・セベクがあります。
それぞれのフードを食べた際のうんちの量についてご説明します!
VALUE (バリュー)
バリューの原材料は以下の通りです。
トウモロコシ、キャッサバ、ソイビーンミール、肉類(鶏、七面鳥)、小麦ふすま、コーングルテン、動物性脂肪、ビーフオイル、ベジタブルオイル、塩、フレーバー添加物、ビタミン・ミネラル、DL-メチオニン、塩化コリン、ユッカ抽出物、マイコトキシンバインダー、レチシン、防腐剤ビタミンC、ビタミンE成分
主原料はトウモロコシ・キャッサバ
トウモロコシは、一般的に売られていているので知っている方も多いと思います。
ですが、「キャッサバ」とは何かご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
キャッサバはタピオカの原料になり、イモの一種になります。
日本では馴染みがないですが、アフリカの人々の主食とされていて、栄養バランスはジャガイモに近くほぼ水と炭水化物でできています。
食物アレルギーは、食べ物に含まれるタンパク質に対して免疫細胞が反応することで起こるといわれています。
ですが、キャッサバにはタンパク質がほとんど含まれていないため、イモ類のなかではアレルギーになるリスクが低い食材といわれています。
うんちの量や栄養は?
バリューは主原料は、植物性タンパク質のトウモロコシ・キャッサバになります。
植物性タンパク質には食物繊維が豊富に含まれているため、うんちの量は増える傾向にあります。
もちろん、動物性タンパク質である肉類(鶏、七面鳥)もバランスよく含まれています。
特に七面鳥は、鉄分、亜鉛、ビタミンB2など鶏以上に豊富になります。
うんちの量は増えるデメリットはありますが、食物繊維が消化されないことにより、胃の中に長時間とどまるため腹持ちが良く、便秘を予防するメリットがあります。
また、バリューには、穀物が含まれているため食物アレルギーのわんちゃんは、別のフードを選ぶようにしましょう。
Feast (フィースト)
フィーストは12種類あり、原材料がそれぞれ異なります。
主原料は、肉類(鶏、七面鳥)・ラム肉・鹿肉とサーモンがあります。
鶏にはタンパク質やパントテン酸、ナイアシン、ビタミンB2、ビタミンAなどが含まれ皮膚・被毛などの健康維持や、老犬の筋肉維持に良いとされています。
七面鳥は、鉄分、亜鉛、ビタミンB2など鶏以上に豊富に含まれています。
ラム肉は、鶏もも肉とほぼ同等のタンパク質量を含んでおり、牛肉や米、豆類のタンパク質含有量を大きく上回ります。
ミネラルも豊富に含まれており、「亜鉛」「鉄分」「銅」の3つのミネラルは、牛や豚肉よりも多く、なんと亜鉛の含有量は牛肉の2倍、豚肉の3倍近くあるといわれています。
鹿肉は、タンパク質やビタミンB2、ビタミンB12、鉄などを含みます。
タンパク質の量は牛、豚、鶏と同程度ですが、脂質が少ないのが特徴です。
サーモンには、タンパク質やEPA、DHAなどオメガ3脂肪酸、ビタミンDやビタミンBを含み、皮膚粘膜の健康を保ち脳の働きを活発にしてくれます。
また、鹿肉やサーモンは普段摂取する機会が少ないため食物アレルギーのわんちゃんにもオススメの食材になります。
うんちの量や栄養は?
フィーストは主原料は、動物性タンパク質の肉類(鶏、七面鳥)・ラム肉・鹿肉とサーモンになります。
動物性タンパク質のため吸収が良く、うんちの量は減る傾向にあります。
栄養豊富な厳選された自然素材を最適にブレンドすることで、抜群のおいしさを引き出し、栄養素としての働きを高め合い、愛犬の健康維持をサポートします。
小麦、小麦グルテン、牛肉、豚肉、乳製品、大豆不使用の低アレルゲンのナチュラルドッグフードです。
ただし、米・大麦を使用しており、グレイングリー(穀物不使用)ではありませんので、穀物に対して食物アレルギーのわんちゃんは、別のフードを選ぶようにしましょう。
SEBEK (セベク)
セベクの原材料は以下の通りです。
乾燥フィッシュ、鮮度の高いワニ肉、ジャガイモ、サツマイモ、動物由来オメガオイル、天然フレーバー、サーモンオイル、ミネラル類(鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ナイアシンアミド、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンB2、ビタミンK3、葉酸、ビオチン、ビタミンB12)、ホスファチジルコリン、海藻、塩化カリウム、酵母細胞壁(β-グルカン、マンナンオリゴ糖)、酸化防止剤(ビタミンE)、乾燥藻類、ローズマリーエキス、酸化防止剤(ビタミンC)、DグルコサミンHCL、コンドロイチン硫酸、マリーゴールドエキス、フラクトオリゴ糖、キラヤサポニン、ユッカシジゲラエキス
主原料はワニ肉・フィッシュ
ワニ肉の栄養価はとても優れており、鶏肉と比較しても、タンパク質は1.2倍、脂質は半分ほどとなっており高タンパク低脂肪で非常にヘルシーです。
フィッシュには、タンパク質やEPA、DHAなどオメガ3脂肪酸、ビタミンDやビタミンBを含み、皮膚粘膜の健康を保ち脳の働きを活発にしてくれます。
うんちの量や栄養は?
セベクは主原料は、動物性タンパク質のワニ肉・サーモンになります。
動物性タンパク質のため吸収が良く、うんちの量は減る傾向にあります。
ワニ肉は高タンパクで低脂肪ですが、他にも愛犬にとって健康増進効果が期待できるオメガ3脂肪酸をはじめ、ビタミンB6やビタミンB12不飽和脂肪酸なども多く含みます。
また、栄養価の高い食材とされる人参、クランベリー、アスパラガス、海藻などの多くのスーパーフードを贅沢に配合しています。
また、セベクはINUMESHIオリジナルフードの中で唯一、グレイングリー(穀物不使用)ドッグフードになります。
さらにワニ肉は、愛犬の食物アレルギーの症状を大幅に減らす新奇タンパク質のため、アレルゲンを避けることができ、そして食物アレルギーの予防にもなると考えられています。
近年注目され、獣医さんにおいても、アレルギーのあるわんちゃんに対して「除去食療法」としてワニ肉を勧められることも増えてきました。
サーモンも同じく普段摂取する機会が少ないため食物アレルギーのわんちゃんにもオススメの食材になります。
食物アレルギーでお困りの飼い主さんとわんちゃんにお試しいただきたいドッグフードになります!
初めての購入にはお試しパックがオススメ!
新しいドッグフードを購入した際に、こんなお悩みはありませんか?
「せっかく買ったのに食べてくれない…」
「食べてくれるけどアレルギーが出ちゃった!」
「思っていた粒のサイズと違う…」
そんなお悩みには、INUMESHIお試しパックがオススメです!
少量パックなので、わんちゃんが食べてくれるか、粒のサイズや匂い、食べた後の排泄状態を確認することもできます。
口コミなどで多くのわんちゃんが食べていても、自分の愛犬が食べてくれるとは限りません。
フードとの相性はわんちゃんによって異なるため、実際に食べさせてみるのが1番です!
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詳しくは購入時に同梱されているチラシ、またはインスタグタムのINUMESHI公式アカウント(@inumeshi_official)をご覧ください!
まとめ
フードを変更して、突然わんちゃんのうんちの量が増えると心配になってしまいますよね。
ですが、うんちが増えたり減ったりするのは原材料が大きく関係しています。
わんちゃんのうんちの回数は平均して1日1〜3回程度ですが、あくまで目安となります。
うんちの量だけで、ドッグフードの良し悪しを決めることはできませんが、硬さや色なども併せて、見極める際の判断材料の一つとなることは間違いないでしょう!
大切なのは、どうしたらうんちの量が増えてしまうのかを知って、愛犬にはどのフードが良いか選んであげることです。
フードを変えた際は、うんちの状態や体調を良く見て、普段と変わりがないか観察してあげましょう。
その上で、植物性タンパク質と動物性タンパク質のどちらが主原料のフードが合うか選んであげてください!