こんにちは!INUMESHI店長のもんどです。
皆さんは愛犬のにおいが気になったことはありませんか?
わんちゃんと毎日を過ごしていると、ふとした時に「ちょっとにおうかも…」と感じた方もいると思います。
わんちゃんのにおいには、口臭、体臭、便臭などがあります。
放っておくと、歯周病や皮膚病など様々なトラブルを起こす原因となります!
わんちゃんのにおいは飼い主さんのちょっとしたケアで軽減させることができます。
今回はわんちゃんのにおいの原因、臭くなりやすい犬種、対処法についてご紹介します!
においの原因について
口臭
食事の食べかすが口内に残ることによって、細菌が増殖し歯垢が増加します。
わんちゃんの歯垢は3~5日で歯石となり、放置するとさらに歯垢がたまりやすい状態なります。
●歯石や歯垢を放っておくと歯周病
●細菌によって歯茎が炎症が起きる歯肉炎
●歯を支えるための歯周組織が破壊され歯周炎
これらの病気は、口臭の原因にもなります。
さらに状態が悪化すると、歯槽膿漏を起こし歯がグラグラし、顎の骨が溶け、歯が抜けてしまうことがあります。
また、歯槽膿漏によりわんちゃんの目の下の皮膚に穴が開いてしまったり、歯の周囲の血液にも細菌が混入し感染することもあり、細菌が体中に回ると、腎臓や肝臓、心臓にも影響が出ることがあります。
体臭
わんちゃんは人と同様に、エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。
私たちが普段運動などを行った時に全身から出る汗はエクリン腺から出ていて、わんちゃんは足の裏の肉球と鼻先のごく一部から汗が出ます。
逆に私たちが脇の下などごく一部から出る汗はアポクリン腺から出ていて、わんちゃんはこのアポクリン腺が全身にあります。
アポクリン腺から出る汗は皮脂腺が直結していて、汗とともに皮脂が分泌されるため、皮脂が時間とともに酸化し、細菌が増殖しやすく体臭が発生します。
わんちゃんにとってこのにおいは、個体識別の役割を果たしているので、お互いを知るための大切なにおいでもあります。
排泄物のにおい
排泄物は多少なりともにおうものになりますが、わんちゃんの腸内環境が悪化すると排泄物のにおいがより強くなることがあります。
わんちゃんのお腹は穀物を消化することが苦手です。
そのため添加物が多く入っている食事などは、腸内で未消化のまま排泄物に混じって出ることによって、悪臭の原因となることがあります。
耳のにおい
健康なわんちゃんの場合、耳のにおいはしませんが、外耳炎や耳の病気などにより耳のにおいが強くなることもあります。
特に垂れ耳や耳の中に毛が生えるわんちゃんは、耳の穴が塞がり、湿気がたまり汚れやすくなるため、定期的な掃除が必要になります。
肛門線
わんちゃんの肛門の両脇にある一対の袋を肛門嚢(こうもんのう)といい、その中にはアポクリン腺から分泌される液体を溜め込みます。
肛門線が溜まっていると、分泌液が漏れ出て強烈なにおいが発生します。
シワの汚れ
わんちゃんの顔や体のシワには汚れが溜まりやすく、定期的に掃除をしてあげないとにおいが発生します。
特に、パグやフレンチブルドッグといった短頭種のわんちゃんは汚れが溜まりやすいとされています。
涙やけ
涙は、目頭にある穴(涙点)から吸収され、鼻涙管と呼ばれる管を通り鼻から出て行きます。
涙が過剰に分泌されてしまったり、何らかの原因で鼻涙管が塞がり鼻に流れていくはずの涙が目から排泄できなくなると、目から溢れ、目の周りの毛が涙が酸化することにより赤茶色に変化させます。
これを「涙やけ」といいます。
涙やけにより目の周りの毛が湿った状態のままになると菌が繁殖し、においが発生します。
病気による口臭、体臭
内臓疾患
消化器系の内臓に異常がある場合、口臭がきつくなる場合があります。
腎臓・肝臓の疾患
腎臓および肝臓に異常があると、体の外に排出する必要がある物質が体内に溜まってしまいます。
正常に機能していない場合、わんちゃんの口からアンモニア臭のようなにおいがするケースがあります。
腸閉塞
腸閉塞になると、腸の中にある食べ物が正常に体外に排出されないため、体内に毒素が溜まり、便のような臭い口臭になることがあります。
便秘・口腔内の異常・腸閉塞・腸のねじれなど、重篤な症状を含む病気を発症している可能性があり、放置しておくと口臭だけではなく、下痢や嘔吐などの症状が発生し、場合によっては命の危険もあります。
胃の疾患
胃の状態が悪くなると胃酸が過剰に分泌され、すっぱい口臭になることがあります。
胃炎になると、胃酸の分泌が活発になり胃の内容物を吐き出したり、胃液を嘔吐したりします。
胃炎の原因として考えられるのは、急性の中毒や感染症のほか、慢性的な免疫不全、胆汁逆流などが挙げられます。
また、空腹時間が長すぎると、胃酸過多で嘔吐するケースもみられます。
においが臭くなりやすい犬種
わんちゃんの犬種や被毛の量によって、体臭が強くなったり、雑菌が繁殖しやすいなど、においが発生しやすい犬種があります。
短頭種
短頭種とは、鼻先が短い犬種のことを言います。
短頭種のわんちゃんは、顔や体の皮膚がたるんでいるためシワが多く、シワの間に菌が繁殖して汚れが溜まりやすいといわれています。
・鼻先が短い犬種:パグ、フレンチブルドッグなど
ダブルコート
春と秋にアンダーコートが生え変わり、季節によって換毛期があるわんちゃんの毛をダブルコートといいます。
ダブルコートのわんちゃんはシングルコートのわんちゃんに比べると毛量が多く、蒸れやすいためにおいも発生されやすいといわれています。
・ダブルコートである犬種:柴犬、コーギー、ゴールデンレトリバーなど
耳の中がにおいやすい犬種
垂れ耳や耳の中に毛が生えるわんちゃんは、耳の穴が塞がり、湿気がたまり汚れやすくなるためにおいも発生しやすくなります。
・垂れ耳の代表的な犬種:ミニチュア・ダックスフンド、ラブラドール・レトリーバーなど
・耳の中に毛が生える犬種:トイプードル、ミニチュア・シュナウザーなど
・耳の病気になりやす犬種:アメリカン・コッカースパニエル、キャバリア・キング・チャーリーズ・スパニエルなど
よだれが多い犬種
よだれが多いわんちゃんは、被毛についたよだれに菌が繁殖してにおいが発生しやすくなります。
・よだれが多い犬種は:セントバーナード、ブルドッグなど
においについての対策
(口臭) 歯磨きをする
わんちゃんの口内に食べかすが残り、細菌が増殖することで歯垢がたまり、3~5日で歯石になります。そのため、歯垢が歯石化する前に、こまめに歯磨きをして口内を清潔に保ちましょう。
わんちゃんによっては歯ブラシを嫌がるケースもあります。
その場合は無理に歯ブラシで磨かず、指に歯磨きシートを巻きつけて優しく歯を擦るように歯を磨きましょう。わんちゃん専用の歯磨きジェルや歯磨きペーストもあるので使用してみてください。
無理に歯磨きを行うと、歯磨きが嫌いになり口内のチェックをするのも嫌がる恐れがあります。
最初のうちは、口周りを触ることから始め、徐々に歯磨きをして少しでも出来たらご褒美をあげたりしましょう。たくさん褒めて歯磨きすることを好きになる工夫をおこなうことも大切になります。
それでも、歯磨きがどうしても難しい場合には、デンタルおもちゃ・歯磨きガム・サプリメント飲み水に混ぜる洗浄液などを使用してみましょう。
(口臭) 病院で歯石除去の手術を行う
歯石化してしまった歯垢は、歯磨きでは取ることができません。
その場合は、動物病院で全身麻酔をして歯石除去を行います。最近では、無麻酔の歯石除去もありますが、これは歯の表面についた歯石しか取ることができませんので、歯周病を治療するためには全身麻酔を使用した歯石除去が必要になります。
(体臭) シャンプー
綺麗にシャンプーをすることで、体臭を軽減することができます。
人と違いわんちゃんは頻繁にシャンプーをしすぎてしまうと、必要な皮脂まで落としてしまいます。犬種や環境によっても変わりますが、月に1~2回程度シャンプーを清潔に保ってあげましょう。
(体臭) ブラッシング
ブラッシングをすることにより抜け毛やホコリなどの汚れが取り除かれます。
特に換毛期には頻繁にブラッシングしてあげましょう。
(体臭・シワの汚れ・涙やけ) 蒸しタオルで拭く
蒸しタオルで全身を拭くことによって体の汚れが取り除かれます。
頻繁にシャンプーすることは難しいですが、タオルで頻繁に拭いてあげるとにおいや汚れの防止になります。
またドライシャンプーを併用すると、さらに効果は高くなります。涙やけや、顔にシワがあるわんちゃんも蒸しタオルで綺麗に拭いてあげるのが効果的です。
(排泄臭) 肛門線のケア
わんちゃんによっては肛門線を自分で排出できないことがあります。定期的に肛門線を絞ってあげましょう。
お家で対処ができない場合は、トリミングサロンや動物病院で対応してくれるケースが多いので、事前に問い合わせてケアしてもらいましょう。
(耳のにおい) 耳掃除
定期的に耳の掃除をすることで汚れが取り除かれ、においが軽減します。汚れがある場合、月に1~2回程度、耳掃除をして清潔に保ってあげましょう。
耳掃除を行い際にはコットンにイヤーローションをつけて優しく拭き取るように掃除をします。耳は、デリケートですので、綿棒や耳かきを使うと外耳道を傷つけたり、耳垢を奥に押し戻してしまうケースがあるので使用しないでください。
また、耳の穴に毛が生える犬種は、耳毛を抜いてもらって耳の中が蒸れないようにします。耳毛の毛を抜くのは、お家で行うのは難しいのでトリミングサロンで対応してくれるケースが多いので、事前に問い合わせてケアしてもらいましょう。
(口臭・排泄臭) ペットフードを変更する
わんちゃんの口内に食べかすが残り、細菌が増殖することが口臭が発生します。
ウエットフードは、水分量が多いため、わんちゃんの歯に歯垢がつきやすいとされていますが、ドライフードは乾燥された状態のため、歯垢がつきずらいとされています。
ただし、歯磨きをしていないと口内の汚れは取り除かれないので、口臭は軽減されません。
わんちゃんは穀物を消化することを苦手としており、添加物が多く入った食事などは腸内で未消化のまま排泄されるケースがあります。消化のよい、穀物不使用のグレインフリー ・グルテンフリーや添加物不使用のドッグフードがオススメです。
また、ユッカシジゲラには、便臭を軽減させる効果があります。ペットフードを選ぶときは原材料にユッカシジゲラが配合されているのドッグフード選ぶのがオススメです。
(口臭・体臭・排泄臭) 病院で治療をする
病気による口臭・体臭・排泄臭は疾患の治療を行うことが先決です。
まずは、異様な口臭を感じたり、肛門・耳・体臭の異様なにおい、下痢・嘔吐・腹痛などの症状がみられた際には、かかりつけの動物病院を受診し、治療を開始しましょう。
オススメのシャンプー
ここまで、口臭・体臭の対処法について説明してきました。
多くのシャンプーがあるなかで、私が体臭が気になるわんちゃんにオススメしたいシャンプーは「AURAシャンプー」です。
植物性天然由来のシャンプーで肌への刺激が少なく、皮膚や被毛を自然で健康な状態に保ちます。無香料なので、嗅覚が敏感な犬にも優しいシャンプーです。
無香料、無着色で肌のトラブルの危険性が少ない
香料を含むシャンプーはいいニオイで犬の体臭をごまかし、体臭 自体をしっかり消臭できていないことがあります。
また嗅覚が敏感な犬には、その香りがストレスになってしまったり、香料でとして含まれている成分が皮膚アレルギーなど肌トラブルの原因になっています。
AURAシャンプーは香料不使用で、植物由来の天然成分で 臭いの発生を元から抑えます。
シャンプーの記事はこちら
オススメのドッグフード
また、数あるドッグフードのなかで、私がオススメしたいドッグフードはINUMESHIオリジナルドッグフード「セベク」です。
アレルギーの症状を減らすとされる「ワニ肉」を使用
SEBEKは「ワニ肉」を使用しています。
ワニ肉には、愛犬の食物アレルギーの症状を大幅に減らすとされる新奇タンパク質のため、アレルゲンを避けることができ、そして食物アレルギーの予防にもなると考えられています。
ワニ肉は近年さらに注目され、獣医さんにおいても、アレルギーのある愛犬に対して「除去食療法」としてワニ肉を勧められることも増えてきました。
涙やけや、皮膚トラブルが軽減されれば、においもおのずと軽減されるはずです。
便臭を抑えるユッカシジゲラを配合
SEBEKには、わんちゃんの便臭を軽減される効果がある、ユッカシジゲラを配合しています。
ユッカシジゲラには、ステロイドサポニンやレスベラトロールなどのポリフェノールを含む多くの生物学的に活性な化学物質が含まれています。
ステロイドサポニンは、アンモニアと便の揮発性物質を結合することにより、便の臭気を低減します。
わんちゃんが消化しやすいグレインフリー ・グルテンフリー
SEBEKは、わんちゃんは消化することが苦手とされる、トウモロコシや小麦といった穀物を使用していないグレインフリー ・グルテンフリーです。
また、わんちゃんに不要とされる添加物を含んでいないので、腸に優しく消化しやすいドッフードになります。
SEBEKの記事はこちら
まとめ
口臭や体臭の全くしないわんちゃんは存在しません。
ですが、飼い主さんのちょっとしたケアで口臭や体臭を軽減させることはできます。
まずは、自分の愛犬の口臭や体臭はどれくらいにおうの確認してみましょう。
もし、異様なにおいがする場合は、病気の可能性もあるので、早めにかかりつけの動物病院へ受診してください。
わんちゃんの口周りや体を触れるようにトレーニングしておけば、口臭や体臭のトラブルにも気付きやすくなります。毎日のスキンシップを兼ねて、楽しくケアをしていけば飼い主さんも愛犬も幸せに暮らしていけると思います。